Vol. 23 # 4
人は神のいとし子
天地金乃神様はいつも私達に安心と喜びを願い、微笑みかけておられます。 人間を神のいとし子として慈しみ、難儀から救いの手を差し伸べようとしておられるのです。 金光大神さまは次のように諭しておられます。
「天地金乃神は人間の親神である。かわいいわが子を、どうして難儀に遭わせなさるであろうか。わが子をもって納得するがよい」:【天地語5】 さらに、
「人間がおかげを受けてくれなければ、神も金光大神もうれしくない。人間がおかげを受けないで苦しんでいるようでは、神の役目が立たない。人間が立ち行かなければ、神も金光大神も立ち行かない」:【天地31】 しかし、人間は神さまに頼ろうとはせず、なにごとも自分の力でしようとします。順調な時は良いが、事がうまくいかない時は、人や物に頼ろうとします。それでもうまく行かなくなって初めて、神様に縋ろうとします。よく「苦しい時の神頼み」と申しますが、自分でどうすることも出来ず、二進も三進も行かなくなってから神さまに助けを求めるのです。それでも神様は人の心に寄り添い、人間の難儀や苦しみを、神の苦しみとして、救いの手を差し伸べられるのです。 金光大神は、天地金乃神様の想いを次のような教えで現わしておられます。
「親は、心配させる不肖な子ほどふびんに思うであろう。神も、神の心を知らないでいる者ほどかわいいと仰せになる。 親を頼ってくる子には、うまい物でもやれるが、来いと言っても、何かと逆らい、親を仇のようにして、よそへ出てしまうと、どうしているだろうかとふびんに思う。親がそうして子をかわいがるのも、神が人間をかわいがってくださるのも同じことである」:【天地33】
神様は私達人間に「信心しておかげを受けてくれ」と願っておられます。 「信心して」とは、わが心を神に向け、いかなることでも相談し、神と共に取組んでいくことを指しています。 神さまは「神へは何でも願え。頼まれるのが神じゃから」:【天地38】 と、神さまは常に人が頼ってくるのを待っておられるのです。だから遠慮せず、神さまにはいつでも甘え、なんでも願えば良いのです。
「ふだんから、神に取りすがっていれば、神と心安く成らせてもらっているのと同じで無理も聞いていただける。大難は小難にまつりかえてくださり、小難は無難にお取り払いくださる」:【天地213】 とか、
「人に頼むのにも、日常心安くしておかないと間に合わない。神も、常日ごろの信心がなければ、いざというときに間に合わない。」:【天地216】 など私達の生活の中で、毎日、いつでも、どこでも神さまにお伺いをたて、神さまと気安くすることが大事だと金光様は教えておられます。
天地金乃神が、金光大神に取次助けてやってくれと、願われている文章が、立教神伝の最終章に示してあります。
「此方のように実意丁寧神信心いたしおる氏子が、世間になんぼうも難儀な氏子あり、取次ぎ助けてやってくれ、神も助かり氏子も立ち行き、氏子あっての神、神あっての氏子、末々繁盛いたし、親にかかり子にかかり、あいよかけよで立ち行き」:【立教神伝最終章】
このご神伝は、天地金乃神さまが「神と人」のかかわりを、人の「親と子」に例え、神と人とがあいよかけよで助かり立ち行くことを表しています。
金光大神のご信心をさせて頂く者は、子が親に甘え、仲良くように、何時でも、何でも、神さまに頼り切って、神さまと共に生きてまいりましょう。
お知らせ、ご報告
朝参りと清掃、信徒会会議
四月二日は朝参りの日です。九時から朝のご祈念をお仕えいたします。ご祈念後教会の内外の清掃をいたします。その後信徒会の会議を仕えます。
四月の月例祭
月例祭は、四月九日(第2日曜日)午前 十時より、取次広前にてお仕えさせていただきます。
チキンカレーセール
信徒会主催のチキンカレーセールは、四月三十日第五日曜日に開催されます。
チキンカレーは、マイルドと中辛の二種類です。価格は7ドルです。 お申し込みは、四月二十三日まで受け付けます。お見逃しの内容に。早めにご注文下さい。
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