Vol. 24# 3
中山亀太郎牧師「いじめられた子ども時代」
入 信 - 先月号より
1915年、私が9歳のとき、校長が交代し、後任の校長に江口一太氏が選ばれました。 江口先生は以前から私たちの状況に共感してくださったので、すぐに2年生の途中から入学することができました。
ところが、学校に通い始めると、意地悪な子供たちに「かめ、手がない、足がない」と歌ってからかわれました。 あなたは転がる人形によく似ています。」彼らはまた、私に石を投げたり、追いかけたり、つまずかせたりしました。 どんなにひどいことがあっても、抵抗することも反抗することもできず、ただ歯を食いしばって耐えていたのですが、イライラして眠れなくなることもありました。 そんな夜、母は布団をかぶって泣いている私にそっと枕元に来て、いつも優しい声で「悔しいなら勉強しなさい」と励ましてくれました。
悔しい気持ちを紛らわすために「そうだ、勉強する」と自分に言い聞かせ、足で筆を持ち、習字の練習をしたり、絵を描いたり、工作に挑戦したりしました。 徐々に足の指が自由に動かせるようになり、努力を続けるうちに、私の作品が教室に掲示されたり、展示会に展示されたりするようになりました。
しばらくしてから、いろいろ考えることがありました。 私はいじめられたりからかわれたりすることに感謝するようになりました。 この経験があったからこそ、諦めずに頑張る方法を見つけてここまで来ることができました。 私はそれが祝福だったと信じ、今日まで私をいじめた人たちの幸せを心から祈ってきました。 いじめやからかいは、罪のない子供たちにとっては重大な意味を持たないかもしれませんが、いじめられている人にとっては耐え難い感情となることがあります。
この問題は子供だけでなく、大人の間でもより深刻です。 人権の尊重が叫ばれ、貧しい、身体に障害がある、片親である、人種が違う、ハンディキャップがあるなどの理由で人々は苦しんでいます。 それぞれに福祉への道は開かれていますが、依然として精神的に軽蔑され、抑圧されている人たちがたくさんいるのが現実です。
村八分や差別的扱いが依然として存在することは全く非良心であると思います。 金光大神を信仰する者は、他人を差別したり軽視したりしないように常に気をつけなければならないと思います。 一方で、たとえ抑圧されたり、見下されたりしても、他者のために祈れるまで自分を作り上げていくことが大切だと思います。
大人になってから保護司として働いていた私は、非行少年の家を訪問すると、親たちが「この子はひねくれている」と言っているのをよく聞きましたが、子どもの反社会的行動の責任を転嫁する親が多すぎます。 親は自分の子供がなぜ問題を起こしたり、不正直になったりするのか理解していないと思います。
つづく
ひな祭り
ひな祭りは、女の子の成長と幸せを願う行事です。ひな祭りは、3月3日に祝われます。
女の子のいる家庭では、ひな人形を飾ります。ひな人形は宮中の様子を表しています。
ひな人形には、お内裏様、お雛様、三人官女、五人囃子、右大臣、左大臣、三人上戸がいます。
現在ひな祭りに、ちらし寿司は、まぐりのお吸い物、白酒、雛あられ、ひしもちなどの伝統料理を食べます
ひな祭りには、女の子の美しく健やかな成長を願うという意味が込められています。 ひな人形を飾るのも、流し雛の風習のように「女の子の穢れを人形にうつし、身代わりとなって厄災を引き受けてもらう」という意味があるようです。 また、ひな祭りには人形だけでなく桃の花を飾る風習もありますが、これにも意味があります。
金光教ガーデナ教会、ロスアンゼルス教会からのお知らせ
朝の礼拝・清掃・神道会集会
3月3日は午前9時から朝の礼拝が行われます。朝の礼拝後、教会内外の清掃を一緒に行い、心を磨きましょう。 昼食後は信徒会の会議が行われます。 どなたでもご参加いただけます。
春 季 霊 祭
金光教ガーデナ教会と、金光教ロスアンゼルス教会の合同春季霊祭を、三月十日午前十時より、金光教ガーデナ教会斎場にて執り行います。
この春季霊祭は歴代教主金光様はじめ、北米布教功労者そして、金光教ガーデナ教会初代教会長後藤勲先生ご夫妻、金光教ロスアンゼルス教会初代教会長香取義次ご夫妻方の、教会、教団のご用のご功績をたたえさせて頂きます。更には各教会歴代教会長並びに、教会発展の為に尽された布教功労者の霊神様、教徒・信徒の霊神様方、その家族・親族の遠津祖先達諸々の霊神様方の長年のご用。更には戦没英兵士の霊神様達をお招きし、これらの霊神様方あって、教会があり、今日の私どもの命を頂き、ご信心を頂いていること、平和に暮らすことが出来ていることへお礼申し上げつつ、霊神様方の道立ち、更に高いご霊徳を頂かれることをお願いさせていただく祭典です。今日ここに集まり参拝している方々の、家族、親族の祖先諸々の霊様方お招きして仕えさせて頂きます。ご家族そろってお参りされ、ご先祖のみ霊様に喜んでいただくお祭りにさせて頂きましょう。
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