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天地の声 令和六年九月

Vol. 24# 9


秋季霊祭を迎えて

金光教ガーデナ教会と金光教ロスアンゼルス教会の合同秋季霊祭を、9月8日午前10時より、金光教ガーデナ教会の斎場にて執り行います。この秋季霊祭は、歴代教主金光様をはじめ、北米布教に貢献された方々、金光教ガーデナ教会初代教会長の後藤勲先生ご夫妻、金光教ロスアンゼルス教会初代教会長の香取敏次先生ご夫妻のご功績を称えるものです。

また、各教会歴代教会長や教会の発展に尽力された布教功労者の霊神様方、教徒・信徒の霊神様方、その家族・親族の遠津祖先の霊神様方、そして戦没英霊の霊神様をお招きいたします。今日、私たちが信心をいただき、おかげを蒙っているのは、先輩の霊神様方の信心によるものであり、私たちが安心して暮らせるのもそのおかげです。このことに感謝を申し上げつつ、霊神様方の道立ちと、更に高いご霊徳をいただけることをお願いする祭典です。

霊祭をお迎えするにあたり、私たちは、自らも関わりのある御霊様方に思いをはせ、その生前の信心の歩みを振り返りたいと思います。御取次を通じて天地金乃神様に出会い、神様のありがたさや信心の喜びを私たちに残してくださったことに、心から感謝を申し上げたいです。そして、日々私たちの生活や教会を守り導いてくださる御霊様方のお心とお働きに感謝し、それを大切にしていきたいと願っています。

別紙に霊神簿を添付しておりますので、ご先祖の死亡時の年齢や月日をご記入の上、郵送いただくか、祭典当日までにご提出ください。また、直会ランチは持ち寄り形式となっておりますので、ぜひご自慢の料理をお持ち寄りいただき、ご披露ください。




中山亀太郎 - 運命を愛し運命を生かす

  私は、自分の運命を呪うような苦しい生活から解放され、運命を素直に受け入れ、それを生かしていく明るい道、信心の世界があることに気づかせていただきました。そして、すべての出来事が「おかげ」と感じられるようになり、生活全体をありがたく思えるようになりました。

  第一に、私は不自由な体でありますが、非常に健康に恵まれていることがありがたいです。もちろん日頃から体調には気を使っていますが、時には無理をして活動することもあります。それでも元気に役目を果たさせていただいております。

  「健全なる精神は健康なる肉体に宿る」と言われますが、私はむしろ、「健全なる精神が健康なる肉体をつくる」と言う方が適切であるように思います。精神と肉体は互いに支え合う関係であり、心があってこその体、体があってこその心なのです。

  不平や不満、心の悩みが体にさまざまな影響を及ぼし、精神的な苦悩が解消されることで肉体に良い影響をもたらすということは、私たちがよく経験することです。

精神の状態が血液の流れや胃液、ホルモンの分泌に変化を与えることは、さまざまな実験で証明されています。その一例としてよく引用されるのが、パブロフの実験です。この有名なロシアの生理学者は、犬の臓器を外から見えるようにして、鼻先に牛肉を持っていくと、犬は大量の唾液を分泌し、胃液も活発に分泌されることを観察しました。しかし、同じ状況で猫を連れてきて犬を刺激すると、犬が怒ると同時に消化液の分泌が完全に止まったことが報告されています。

  私たちの心の働きが肉体に及ぼす影響は非常に密接であり、誰もが日常的に経験しています。たとえば、恥ずかしいと顔が赤くなったり、冷や汗が出たりします。腹を立てると顔が赤くなったり青くなったりするだけでなく、食欲もなくなります。心配事があるとよく眠れず、どんなごちそうを食べても砂を噛むようで美味しく感じられません。

  赤ちゃんを育てているお母さんに急に心配事ができると、お乳が出なくなることがあります。母乳は母親の心の状態によって分泌が止まるだけでなく、味も変わると言われています。可愛いと思いながら飲ませている時は甘いそうですが、忙しい時などに赤ちゃんが泣いて、つい「うるさい子だ」と怒って乳首を口に入れると、赤ちゃんが舌の先で押し出すことがあります。これは、普段飲んでいる母乳の味と、お母さんが腹を立てた時の母乳の味が少し違うからだと言われています。

  PTAでお話をする際に、校長先生から「上級生も一緒に聞かせてほしい」と言われることがありますが、私はお断りしています。子どもと母親が一緒にいる場で話すことはできないからです。

  5年生や6年生の子どもたちに母の愛について話している時、母親が一緒に聞いていると、家に帰ってから「今日の話を聞いたでしょう。お母さんだってあなたを育てるのに苦労したのよ。だからお母さんを大事にしてちょうだい」と言われるかもしれません。すると、子どもは「何を言ってるんだ。僕が生んでくれって頼んだわけじゃないよ」と答えるかもしれません。また、母親学級などで家庭教育について講演している時に、子どもがいた場合、「待てよ、これは僕が悪いんじゃなくて、家庭教育がなっていないんだな」と思う子もいるかもしれません。これでは逆効果になってしまいます。しかし、赤ちゃんには講話の内容は分からないので、安心して話すことができます。とはいえ、赤ちゃんは時々泣くことがあります。そんな時にお乳をあげても、泣き止まないことがよくあります。仕方がないので、お母さんは泣いている赤ちゃんを抱いて外に出ます。なぜその時、赤ちゃんはお乳を飲まなかったのでしょうか。それは、お母さんが愛情でお乳を飲ませたのではなく、うるさいと思って口をふさごうとしたからです。


つづく

こころの練習帳

005 何事も祈ってから始めよう

仕事にせよ勉強にせよ、何事も準備が大切です。祈るというのは準備の一つです。何かする時には、まず手を合わせて「今から○○させていただきます」と神様にお祈りしてから始めてみましょう。そうすると、神さまは見守るだけでなく、手伝ってくださいます。


金光教ガーデナ教会、ロスアンゼルス教会からのお知らせ


朝参りと信徒会会議

金光教ガーデナ教会では、9月1日(日)午前9時から早朝祈念を行います。ご祈念後には、教会の内外の清掃を行います。その後、昼食を挟んで信徒会の会議があります。どなたでもご参加いただけますので、興味のある方はぜひお越しください。


金光教ロスアンゼルス教会、並びに金光教ガーデナ教会の合同秋季霊祭

秋季合同霊祭は、9月8日午前10時より行われます。また、直会ランチは持ち寄り形式となっておりますので、ぜひご自慢の料理をお持ち寄りいただき、ご披露ください。

チキン照り焼きセール

金光教ガーデナ教会信徒会の主催で、今年もチキン照り焼きセールが9月15日(日)に開催されます。お申し込みは、別紙のオーダーフォームに数量と金額をご記入の上、締め切りまでにお申し込みください。皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。



GCWC 勉強会

GCWCは、9月22日(日)午前10時から午後2時まで、「伝記金光大神」についての討論と質疑応答を行います。


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